急に思い出したんだけど

高2の時自殺未遂した時のこと。

学校帰りに遠くの公園行って死のうとしたんだから、そりゃあ親は帰宅が遅い娘を心配する。父は海外赴任中だったから母だけだけど。

でも、私が頭フラフラ状態で街をさまよい助けを求めていた時、電話してくれたのは友達とそのお母さんだった。友達のお母さんは、今どこ?車出すよって言ってくれた。

私の母は、どこにいるのって私にラインして、友達のお母さんに連絡して、警察に連絡して、家で待ってた。終わり。

生還後、そのことを聞いた時、心底がっかりした。

その後も、警察と病院の言うことに従うだけ。私の話なんて最初から最後まで聞かなかった。面会中、私がやらかす直前に母から送られた出て行けという文面を、私のスマホから削除していいかって聞かれた。どうでもいいから勝手にすればって思った。

私は母が嫌いだったけど、同時に恥ずかしいほど母の愛を求めていた。母が私のために必死になる姿を見たかった。街を駆けずり回って私を探してほしかった。私の本当の気持ちに向き合ってほしかった。

でも無理だった。母が一番大切なのは母自身であって、私ではなかった。

そういう、絶望。

結局、気に入らない娘は出て行けというのが母の本音なのだろう。

今、それなりに仕事をしてそれなりにまともな生活をしている私に対し、母はすり寄ってご機嫌取りをしてくる。気持ちが悪い。人生で一番苦しい時に隣にいなかった人間に心を開く訳ないだろうが。